身体を支配する潜在意識(病は気から)

意識の話は「無意識と潜在意識」のところで書きましたが、精神が肉体に作用して「病気」すら治すという例は多く報告されています。日本でも古来から精神と身体の関係は多く論じられてきました。精神の「」は腎に宿り、生命の根源である「(身体を動かすエネルギー)」や「(身体を構成する物質)」を供給します。「(しん)」は、かみではなく「不思議なもの」という意味です。つまり昔から「(=神)」を上手くコントロールすれば健康が保てると考えていたのです。

「病は気から」という言葉があります。これは『黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)』のなかの「百病は気より生ず」から来ています。すべての病気は気の変化によって起こるという意味です。気が病めば「病気」になり、治れば「元気」になります。この気をコントロールするものが「神(しん)」なのです。これは『黄帝内経靈数(こうていだいけいれいすう)』のなかの「神により、気血や五臓が上手く働き、心も正常になる。つまり神は心にあって人を人たらしめるものだ。」に書かれています。2000年前の中国最古の医学書である『黄帝内経』にも精神の肉体への影響が記されているのです。

東洋医学では「気(靈)」は自然治癒力を高めと考えます。また「気」は神経及び神経中枢の興奮を制御する働きがあります。喜怒哀楽などの情緒が激高したときに頭やみぞおちに気を送ると鎮静化します。気の良いところは薬ではないので副作用がありません。しかし気には解毒作用がないので、毒蛇に噛まれたとしても治療する方法がありません。この場合は薬を使う方法は必要です。また「気」は交感神経から来る興奮は押さえたり、制御したりすることができます。

日本における霊的療法も、実際には霊魂が治療を助けるというわけではなく、目に見えない不思議なものをただ単に「霊」と呼んでいるだけなのです。ですから霊的療法において「病」は多くの場合、自己の観念によって支配されると考えます。

わかりやすくいうと、霊的というのは「観念力の働き=暗示」であるとも言えます。たとえば胃腸病なら、「胃腸の働きが良くなって消化の吸収も盛んになった。食事も美味しくなった。全身に元気が満ちて気分も爽快になった。」と考えることによって良くなる場合があります。とくに言葉に出して言うことにより、自分の耳自分の声が入り、『強い暗示効果』を引き出します。暗示をかけることによって免疫をあげるなど、潜在能力を引き出すのです。心のコントロールが肉体に大きな影響を及ぼすことがよくわかります。

240_F_171232602_cV1H3oWxsaMqSnYW2jC0TLBjNM9nm1rF

「BOOCSダイエット」で有名な九州大学医学部名誉教授の藤野武彦博士が拙宅にお越しの際、普段聞けないようなお話を、いろいろうかがいました。中でも興味深かったのは、駆け出しの医者が診察するのと、大学病院の教授が診察するのでは、同じ診断、同じ治療であっても、治癒スピードに差が出るというお話には大変興味を持ちました。このお話も心のコントロールが病気の治癒に大きく関わると言えるのではないでしょうか?

中国医学だけでなく、インド医学においても「アーユルベーダ」は、ただ単に病気を治療するだけの民間療法ではなく、3000年の歴史の上に体系づけられた理論的な伝統医学です。アーユルベーダは「心と体」の浄化を図り、「精神の解脱」を最終目的にしています。インドでは人の「死」すら通過点に過ぎず、「輪廻」によって転生し、現世の善悪の(カルマ)によって、来世の果報が決まります。人はこの生と死という「苦」を永遠に繰り返すと考えられています。この輪廻の法則から解放されるには「解脱」するしかありません。この「解脱」するために考えられたのが「ヨーガ」です。つまり本来のヨーガはアクロバット的なポーズを取ることは一側面でしかなく、解脱を得るための苦行と瞑想を示すものなのです。

まとめるなら、心、特に潜在意識が身体に及ぼす力は大きく、この潜在意識をコントロールするために、人類は様々なテクニックが開発してきました。「ヨーガ」のように瞑想と苦行で、心をコントロールする方法や、「禅」のようにただ瞑想で心をコントロールするやり方もあります。

私のコーチングでは、香りにより変性意識状態を作り、人間が本来持つ潜在能力を引き出すことを目的としています。成功や目的の達成という事だけではなく、この香りによるコーチングは無限の可能性を秘めているのです。

<コンテンツ>
奇跡を生む変性意識状態のカラクリ
身体を支配する心の理論
変性意識状態への導入方法
変性意識状態へ導く音楽
史上最大の成功者を導いた理論
潜在意識が一瞬で目覚める香り

変性意識状態に戻る
_______________________________________
Copyright © 2018 Richard Iwaki